幽霊の見え方《体験談》

幽霊を見てしまった方はどのくらい居るでしょうか? 人によって、あるいはその時々によって見え方が違うようです。 では私が実際に目撃した幽霊についてどんな風に見えたのかお教えします。

青白い人

ズバリこの画像のように青白く見えました!

服を着ていましたし、ハッキリと姿が見えました。それでは実際に見てしまった時の話をまとめていきますのでごゆっくりどうぞ!

出かけた帰りに…

ドライブ

友人と買い物に出かけ自分が運転する車で帰る途中、少し疲れたのもあり、眠くなってきた私はコーヒーでも飲もうとコンビニに立ち寄りました。

友人と一緒に降りて店内で冷たいコーヒーを手に取り、会計を済ませようとレジへ向かっていました。休日の夕方なので店内はそこそこ混んでいます。

すでにレジに並んでいた友人は、手持ちぶさたなのか周りを眺めています。

店内後方にいた私と友人の間にはアイスが入っている冷凍ケースがあるだけで見通しがよく、周りを眺めている友人と目が合いました。

すると、友人と冷凍ケースの間にある通路に誰か立っているのです。 混んでいる店内なので人が居てもおかしくないのですが、違和感を覚えた私はついついそちらを見てしまいました。

そこには背の低い青白い老婆が立っていたのです。

青白い老婆

まるでブラックライトで白い物を照らした時のように全体的に青白く発光していて、輪郭もしっかりしています。透けていることはなく、よくおばあちゃんが着ている柄つきの割烹着姿でした。

この時点で私はまだ見えざるものを見てしまっている事に気づいていません。老婆は友人と同じようにこちらを向いていますが、後ろにある時計でも見ているのだろうと思いました。

だけど、やけに青白いのはなんかおかしいよな?と思いそのまま老婆の顔をよく見ると目が合ってしまったのです。

とたんに全身に悪寒が走り、ここで自分が見てはいけないものを見てしまった事に気がつきました。

ヤバい!と思って視線を切り、別の方向を見るのですが、何がなんだかわからない私はどうも気になってもう一度そちらに目を向けてしまいます。

その間、わずか1秒もないのですが老婆の姿は忽然となくなり、そこにはレジに並んでこちらを見ている友人の姿があるだけでした。

なんとも言えない気持ち悪さが残る私は、友人の元へ駆け寄り

「今の見た?」と聞きますが友人は、

「何の事? 何が?」

と意味がわからない様子です。友人もこちらをみていたので視界には必ず老婆の姿が入っていたはずですが、見えていなかったのです。

「今、〇〇(友人の名前)がこっち見てたじゃん?間にさ、おばあさん居なかった? 青白いお婆さん何だけど…」

「いや何?意味わかんないんだけど? 見間違いじゃないの?」

と店内にも関わらず大きめな声でやりとりをしていると、前の客の会計をしていた店員が手を止め、青ざめた表情でこちらを見つめています。

周りに聞こえるボリュームで変な事を言っているのに気づき、恥ずかしくなった私は”すみません”と言って、自分の会計が済むと、そそくさと車に戻りました。

車中に入り、こんな事があったと友人に説明するのですが”気のせいだ”と一蹴されて終わり、腑に落ちないまま車を出しました。

しかしまだ終わっていなかったのです。

道路に出てすぐに気分が悪くなって来ました。ひどい貧血のような感じで、耳から音が遠ざかり、視界が白くぼやけ始めました。

直感的に、これは取り憑かれたのだと確信しました。

ハンドルを握りながら、このままでは危険だと感じ、路肩に車を止めようとスペースを探すのですがありません。休日の夕方で交通量も多い為、不意に車を停車すれば後続車から追突される危険もあります。

やむを得ずそのまま運転していたのですがどんどん気が遠のいていきます。 思いつく限りのお経を唱えてみたのですが効果があるのかないのか実感できませんでした。

しかしこの時、何故か仏像にハマっていた私は自分が好きな仏様の真言を覚えていたので、とある仏様の真言を一心に唱えてみました。

(※仏像の造形と仏様の謂れに魅了されていただけです。宗教にハマっていたわけではありません)

すると直ぐに、すうぅーと気分が良くなり顔に血の気が戻っていくのがわかりました。

その時には事態を見ていた友人の方が気味悪がって、しきりに休憩をすすめたり運転を代わろうかと提案してきたのですが、一応対処ができたと思った私は早く帰りたいし、友人に運転を代わってもらって同じ事が起きたら嫌なので、そのまま休みもせず運転して帰宅しました。

どうやら友人は私を怒らせてしまったと勘違いしていたようですが。笑

それ以降は何事もなく一日が終わり、次の日からはいつも通りの毎日を過ごしていました。

そして、この日の出来事を忘れかけていたとある日、職場で談笑しているといつの間にか怪談話で盛り上がっていました。

驚きの事実

談笑中

7、8人で思い思いに見た聞いた話をしていると、とあるコンビニの話題になりました。 3人程が”それなら知ってる”と頷き、話に相槌を打っていました。

「そこのコンビニには老婆の幽霊が出るらしい、特に従業員の人が昼夜問わずに目撃しているそうで、ある時は控室やバックヤード(飲料を補充する所)に居たり、トイレ掃除しようとドアを開けると座っていたりして、アルバイトの子達はすぐに辞めてしまうんだって。」

その話でピンと来たので詳しい場所を聞くと、まさに自分が立ち寄ったあのコンビニの話でした。

どうやら知る人ぞ知る心霊スポットだったのです。

ここぞとばかりに自分の話を被せて、その場は盛り上がったのですが、話の終わりに先輩から

「でも一番怖かったのは、レジのアルバイトの子だよなー」

と言われて、レジの子が顔面蒼白でこちらを見つめていた理由がわかった気がしました。

あなたも見たんですね?

もしかしたら私にこう問いかけたかったのかもしれません。

コンビニ

怪談体験談,幽霊,恐怖

Posted by 不動